SoftEther VPNでNASに外部アクセスを
設定する完全ガイド
はじめに
このガイドでは、SoftEther VPNを使用して外部からNAS(ネットワーク接続ストレージ)にアクセスする方法を詳しく解説します。VPN経由でNASに接続する際に発生するルーティングやファイアウォールの問題を解決するための手順をプロの視点でまとめました。
問題の概要
以下の状況が発生している場合に、本記事が役立ちます:
- 外部からSoftEther VPNサーバーには接続できるが、NASにアクセスできない。
- NASにPingが通らない、または共有フォルダに接続できない。
- ルーティングやネットワーク設定に関するトラブルがある。
解決手順
1. ルーティング設定
外部のVPNクライアントがNAS(192.168.##.##)にアクセスするためには、適切なルート設定が必要です。
ルートの確認
route print
上記コマンドをVPNクライアントで実行し、以下のようなルートが存在するか確認します:
ネットワーク宛先 ネットマスク ゲートウェイ インターフェイス メトリック
192.168.0.0 255.255.255.0 192.168.0.1 <VPNクライアントのIPアドレス> <数値>
ルートの追加
ルートが存在しない場合、以下のコマンドを実行して追加します:
route add 192.168.0.0 mask 255.255.255.0 192.168.0.1 metric 1
永続化する場合:
route -p add 192.168.0.0 mask 255.255.255.0 192.168.0.1 metric 1
2. SoftEther VPNのローカルブリッジ設定
仮想HUBをNASのあるネットワークとブリッジすることで、NASへのアクセスを可能にします。
- SoftEther VPN Server Managerを開く。
- 「ローカルブリッジ設定」をクリック。
- 仮想HUB(例:######)を選択し、NASが接続されている物理ネットワークアダプタとブリッジを作成。
注意: ローカルブリッジを使用する場合は、SecureNATを無効化してください。
3. NASの設定
NAS側で以下の設定を確認します:
- IPアドレスを固定(例:
192.168.##.##)。 - デフォルトゲートウェイをVPNサーバーまたはルーターのIPアドレスに設定。
- ファイアウォール設定でVPNクライアントのIP範囲(例:
192.168.30.x)からの通信を許可。
4. ファイアウォールの確認
SoftEther VPNサーバーの「アクセスリストの管理」で、以下を許可するルールを設定します:
- ICMP(Ping): プロトコルをICMP、送信元をVPNクライアント、宛先をNAS。
- SMB通信: プロトコルをTCP、宛先ポートを445。
動作確認
設定後、以下を実行して動作確認を行います:
ping 192.168.##.##: NASにPingを送信。\192.168.##.##: 共有フォルダにアクセス。- ブラウザで
https://192.168.##.##を開き、管理画面に接続。
まとめ
SoftEther VPNを使用してNASに外部からアクセスするためには、VPNサーバーとクライアント、そしてNASの設定が適切に調整されている必要があります。本記事の手順を参考に設定を行い、外部から安全かつスムーズにNASを利用してください。
問題が解決しない場合、具体的なエラー内容を確認し、適切な対策を追加してください。